サンモリッツ(7月7日

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  1週間の行動 
曜日 夕方 view point 行               程
5 アルプスの少女ハイジ村 チューリッヒ → マイエンフェルト → サンモリッツ
         (ハイキング)
6 サンモリッツ湖、シルヴァプラナ湖、 サンモリッツドルフ→コルヴァリア→(ハイキングstart) チャンタレラ→サンモリッツドルフ(ハイキングgoal)       サンモリッツ湖周辺散策
7 温泉 サンモリッツ→シュクオル(ハイキングstart)→モッタナルンス→ブリュイ→フタン(ハイキングgoal)→シュクオル       シュクオル→サンモリッツ
8 ベルニナ急行の絶景 サンモリッツ→オスピッツオベルニナ(ハイキングstart)→アルプグリュム(ハイキングgoal)→ティラノ      ティラノ→サンモリッツ
9 ロゼックグレッチャー サンモリッツバート→スールレイ→ムルテル(ハイキングstart)→フォルクラスールレイ→ロゼックグレッチャー→ポントレジーナ(ハイキングgoal)→シルスマリア→フルチェラス→シルス→サンモリッツバート
10 ベルニナアルプスの絶景と4湖が連なる谷
サンモリッツ→プントムライユ(ハイキングstart)→ムオタスムライユ→セガンティーニヒュッテ→アルプラングアルト→ポントレジーナ(ハイキングgoal)→サンモリッツバート
11 万年雪のベルニナアルプスと氷河
サンモリッツ→ベルニナディアヴォレッツア→ディアヴォレッツア(ハイキングstart)→ベルニナディアヴォレッツア(ハイキングgoal)→サンモリッツ
  サンモリッツ周辺 
7月7日

    きょうも雨、このままずっと回復しないのか。1年のうち322日が晴れなんて、嘘、うそ!誰かが雨人間なの?
 

 

朝いつものように5時半起床。期待して空を見上げるも小雨。昨夜の確認では雨は回復するだろうからと、当初の予定通りハイキングを決行することにしていた。ベルニナアルプスと3つの湖を見ながら歩く眺めのいいコース(10日に変更したコース)と案内があった。

フラット前を今度は1番のバスに乗り10分、プントムライユのケーブルカー乗り場へ。そこについた時は雨粒が大きくなっていた。山を見上げるがガスがかかって何にも見えない。しかし折角ここまで来た。もしかして少し待ったら少しは回復するかもと、重い足取りで切符売り場へ。誰もお客はいない。始発だったからかも知れない。売り場の人にこの後どうなんだろうと聞くがはっきりした返事がない。

切符の値段を聞くと片道19フラン、ここも50%の割引がないという。これで決まり、今日は変更、と私はすぐに思ったがKさんと旦那はあきらめ切れないで迷っていた。雨足は回復どころかどんどん強くなっていた。
しぶしぶ全員でバス乗り場へ。前へ進むのは楽しいけど後ろ向きに戻ることの辛いこと。最初から無難な選択をしておけばよかった。
 

 
  雨の日プランで計画していたシュクオルの温泉に列車の旅を楽しみながら行こうということになり、サンモリッツ駅に戻ることにした。少し待って来た2番のバスに乗ったらサンモリッツ駅を通らないでドルフに直接行ってしまった。ドルフで3番に乗り換えて駅に行くことにした。

ドルフのバス停の近くにスーパーがあり、9時前なのにもう開店していた。列車の旅1時間半ほどある。ビールとつまみを買った。そしてふと故障した携帯電話のことを思い出した。周囲の店も開いている。ディスカウント店みたいなところがあって中に入っていくと携帯電話もあった。バス停で待っている旦那を大急ぎで呼びに行き、聞いてみることにした。

間違った操作を3回するとストップするよう設定されていたようで、最初設定したピン番号を入力する必要があるらしかった。リュックの中にたまたま買った時のままでケースを入れていたのでそれを差し出すとその説明書の中に番号があった。無事入力してもらって使えるようになった。いくらかと尋ねると要らないという。親切!感謝!
 

エンガディンバスはとてもカラフル。
2両連結バスもあります。
 

バス停に戻るとサメダン行きのバスが来た。そうだシュクオルに行くにはサメダンで乗り換える、このバスだと直接行ける、ということに気が付き、とび乗った。行き当たりばったりでうまくいくもんだ。これも切符なしで乗り放題だからできること、ありがたい。

シュクオルまでの車窓は雨が降っていてもとても素晴らしかった。沿線の駅もメルヘンチックでとてもかわいい。とにかく教会のとんがり屋根がどこに行っても一番のビューポイント。山をバックに美しい。1等の車内も快適。乗ってる人も少なくゆったりとくつろげる。

1時間くらい過ぎてグアルダの駅に着くとリュックを担いだ人たちがぞろぞろと降りている。雨もほとんど上がってきていた。シュクオルはそこから3つ目の駅。もしかしたら山に上れるかも。

シュクオル駅に付くころは完全にハイキングを決めていた。でも情報もマップもなかった。まずはインフォメーションに行ってハイキングマップを手に入れようと、町の中心まで歩いた。バスもあったが徒歩でも15分くらいと案内があったので坂道を下った。

案内所でハイキングマップをもらい、一番お勧めのコースを聞いた。ケーブルカーでモッタナルンスまで上がり、プリュイ経由でフタンに回るコースを教えてもらった。ケーブルカー乗り場はと聞くと、駅のすぐ上の方だった。わかってれば15分坂を降りる必要はなかったのだ。ハイキングマップはケーブル駅にもあった。坂道を戻るときのきつさ、後戻りはやっぱり嫌である。
ケーブルカーは13分ほどでモッタナルンスに着いた。一気に900メートル上がる。晴れていれば見晴らしがよかったのだろうが、ガスがかかっていた。
着いたケーブル駅で弁当にした。2~3組の人たちがハイキングの準備をしたり外を眺めたりしている。大きなレストランもあった。

雨は相変わらず降っていたが親子連れと思われる3人がプリュイ方面へ出かけて行った。かなり雨風が強くなっている。私たちも雨具を確認して重い足を運んだ。そのままケーブルで後戻りすることだけはしたくなかった。

少し行ったところで先に出た3人が戻って来ていた。とても前に進めないようである。装備が簡易だったこともあろう。私たち3人は黙々と進んだ。最高の景観は広がってなかったけど、道脇には色とりどりの花々や、山つつじに似たアルペンローズが赤い花をつけて群生していた。雨の中でも牛はのんびりと草を食み、私たちへ優しいまなざしを向けてくれた。

バイクに乗った元気な若者たちが次々に山を登って来ていた。しかし昨日も今日もハイキングしている人には誰にも会わなかった。

 
     
 
 
ケーブルカーからシュクオルの町並みと登山道 南斜面の山並みの奥はイタリア。雲がかかって残念
ハイキングのゴール地点フタン フタンの郵便局前、ポストバスでシュクオルへ
 
シュクオルへ向かうポストバスの中で素敵な男性に日本語で声をかけられた。彼はスコットランド生まれで今はアメリカに住んでいるそうだ。以前日本で英会話を教えたことがあり、今は日本語教師として働いているという。でも生徒がなかなか集まらず、苦労しているとも。バスの中にいる人の迷惑も考えずいろいろお話が弾んだ。温泉に行く道も教えてもらった。

シュクオルの温泉はかなり期待して行ったがたいしたことはなかった。最初はこの温泉だけをメインにシュクオルまで来ようとしたのに。大きな温泉施設は熊本近辺でもたくさんあるので見慣れている所為でもあったろう。雨にぬれていたが温泉には入らず、鉱泉の水飲み場も試飲なしで通過。町の中を一回りして帰りのバスに乗り、シュクオル駅を後にした。

今日はやっと買い物ができる日、バート地区には2階建ての大きなスーパーCOOPがあった。サンモリッツ駅から湖沿いにフラットに歩いて帰る途中にある。野菜、果物、チーズ、ソーセージ、卵、肉、ビールなどなど、レシートを見直すとすごい買い物をしていた。

今日は何が何でも洗濯機を何とかしなければならない。旦那が一階の洗濯室に様子を見に行った。帰ってこない。私は食事の支度が先で、洗濯は後からと考えていた。傍にあれば得意のながら作業ができるのだが、使い方もわからない状態ではそれもできない。しばらくして帰ってきた旦那は着替えた下着類を持ってまた階下に下りていった。なかなか戻ってこない。私は火(電気だけど)を使っているのでそこを離れるわけは行かなかった。結局食事の支度が終わるまで洗濯機と格闘していたみたいで、汗だくになって帰って来た。格闘の様子は別のページで。それからというもの、洗濯は毎回旦那の仕事となって行った。

今日の夕食は肉じゃが。張り切って作ったが肉が???お値段は良かったが味はぱさぱさ。薄切り肉がなくシチュ-に使うような塊をパックに入れて売ってる。包丁を入れて薄く切ったが、食感がまったく違ってがっかり。

 


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