グリンデルワルト(7月19日)     前へ  home  次へ
スイス初のユネスコ世界自然遺産に認定されたベルナー・オーバーランドの三山ユングフラウ、アイガー、メンヒに会える登山基地。特にアイガー北壁は登山家でなくとも一度はその雄雄しい姿を見たいと思う人も多いだろう。そういう村の駅で列車を降りると真正面に日本語観光案内所が見える。いかに日本人に愛されている村であるかがわかる。通りに沿ったショップ、レストラン、ホテルのテラス、バルコニーにはあふれんばかりの花、花、花。日本人観光客が多く、スーパーの中もさながら日本、元気いっぱいの日本語が響き渡っていた。
  1週間の行動 
曜日 夕方 view point 行               程
19 世界遺産の街並 ツェルマット→ベルン→グリンデルワルト
         
20 湖船遊覧からの絶景 グリンデルワルト→マイリンゲン→プリエンツ→プリエンツ湖遊覧→インターラーケンオスト(→ヴェスト)→トーン湖遊覧→トーン→インターラーケンヴェスト(→オスト)→グリンデルワルト
21 岩壁と氷河 グリンデルワルト→フィングスティック(ハイキングスタート)→シュティレーク→マルモアプルフ→グレッチャーシュルフト→グリンデルワルト(ハイキングgoal)
22 雪上ハイキングとアイガー グリンデルワルト→クライネシャイデック→アイガーグレッチャー→ユングフラウヨッホ(ハイキングスタート)→メンヒスヨッホヒュッテ→ユングフラウヨッホ(ハイキングgoal)→アイガーグレッチャー(ハイキングスタート)→アルピクレン(ハイキングgoal)→グリンデルワルト
23 ベルナー三山の景観とお花畑
グリンデルワルト→グルント→メンリッヘン(ハイキングスタート)→クライネシャイディック→ヴェンゲルンアルプ→ヴェンゲン→ラウターブルンネン(ハイキングgoal)→グリンデルワルト
24 アルプスの宝石・
バッハアルプ湖
グリンデルワルト→グロッセシャイデック(ハイキングスタート)→フィルスト→
バッハアルプゼー→ヒレレニ→フェルト→ブスアルプ
(ハイキングgoal)→グリンデルワルト
25 レマン湖とシヨン城 グリンデルワルト→モントルー→グリンデルワルト


  7月19日

    ツェルマットから、町が丸ごと世界遺産に登録されているベルンに立ち寄ってグリンデルワルトに移動した。
 
 
今日でいよいよマッターホルンの町・ツェルマットともお別れ。
ここでひとつだけ目的を達していないものがあった。

朝早くおきて空を仰ぐ。晴れだ。よし今日はそのひとつに会えるかも、と大急ぎでパジャマを着替えた。今日はそのつもりでサンドイッチの弁当の準備もさっとできるように準備済みだった。

エレベーターで下の道まで降りるとすぐ川沿いの道にでる。そこからはマッターホルンが真正面に見える。朝焼けのマッターホルンだ。

朝5時50分、やはりここも日本人のカメラマンが多い。
約15分くらいの間にマッターホルンは黄金の姿に変わってしまった。感動!! 又会う日まで、さようなら。
           
 
   
フィスプから乗ったIC(インターシティ)は車内がとても豪華だ。予約なしで乗れる。
  荷物があるけど、やっぱり2階が好き。
1等はいつも乗る人が少ない。
  車窓の風景。イメージのスイスそのまんま。
   
トーン湖が見えたらもうすぐベルン   ベーレン広場の前方は連邦議事堂   11時半、朝市が開かれていた。
   
いろいろなものがあってにぎやかだ。   牢獄塔   メインストリートのど真ん中に時計塔。
こんな道路を人、トラム、バスが肩をすり合わせるように通っている。怖いくらい。
   
時計塔の近くの一番にぎやかな通りに
面したオープンテラスで一休み。ちょうど
お昼。時計が鳴り出した。
  仕掛け時計が見れるかもと旦那はカメラを持って走った。みんなが見上げた先には動かないからくり人形があった。
  道路脇の建物の1階はアーケードがずーっと続いている。全長約6キロ、ヨーロッパ一、のアーケード街だそうである。
 





ベルンに100カ所もあるといわれる噴水。特にメインストリート周辺に設置された11カ所は有名とか。道路の真ん中にあるところがすごい。町のヒーローなんだ。
両サイドの建物の1階がすべてアーケード街。道の真ん中に噴水。 旧市街が終わる先端のアーレ川 バラ園に上る坂から見たベルンの旧市街。
橋周辺の景観もいい。 バラ公園にかわいいモデル登場。 公園の木陰で一休み
大聖堂。344段の階段をてっぺんまで上った。片側通行なのに、日本人青年が上り専用階段を下りてきた。ゲートがあって出れないはず、どうしただろう。
大聖堂の入り口付近の装飾。豪華 大聖堂の展望所から見たベルン市街
ベルンからインターラーケンオストまでICE(インター・シティ・エクスプレス)に乗った。
ドイツから乗り入れている列車だ。豪華な内装、ゆったりしてる。テーブルも氷河急行並み。すべての席に乗り継ぎ案内がついたパンフレットが置いてあった。
後部座席に置いてあった新聞にナンプレが載っていた。


トーン湖、きれい。
16時40分、グリンデルワルト駅に着いた。駅を出ると日本語観光案内所はすぐ見えるところにあった。今日は滞在シャレーの位置がはっきりしてなかったのと、ツェルマットでの苦い経験でタクシーに乗ることにしていたので観光案内所に手配をお願いした。インターラーケンオスト駅から同じ列車だった日本人ご夫婦とそこでまた一緒になり、大型のタクシーで相乗り、二つのシャレーにそれぞれ送ってもらった。


この観光案内所は現地ツアーのプログラムなどいろいろなサービスを提供されていて、パンフレット類もたくさん置いてあった。おにぎり弁当の予約受付の案内もあった。ツェルマットではとうとう日本米を手に入れることができなかったのでここではどうか聞いてみた。ここの案内所でも売っているが、醤油、味噌とセットになっているとのこと。まだ醤油も味噌も十分残っているし、と言うと少し値が高いが近くのお店にすし米が売ってある、と教えてもらった。ご一緒したご夫婦はここで炊飯器を借りておられた。


タクシーで送ってもらったシャレーは、想像していた場所よりはるかに坂の上にあり、タクシーを頼んでて良かったとしみじみ思った。


メールのやり取りでの想像通りのおばちゃんタイプの女性が到着を待っておられた。ドイツ語のメールをいただいた方、英語の会話はとてもスムーズ。風呂場の使い方、窓の開け方、換気の仕方、ごみ処理の方法など、それは細やかに説明があった。
自宅は2階だったので、これは心強いと思っていたら、月曜から私はホリデイでいない、10日後にしか帰らないと言われてびっくり。何かトラブルがあったらどうしよう、と思っていたら、知り合いの日本人女性に何かあったら連絡するようにと名刺を渡された。
とても陽気な、肝っ玉の大きそうなおばちゃんだったのに残念。最終日の朝のタクシーを予約してもらって、ひとしきりいろいろと話をした後て、2階に戻られた。一人暮らしのようであった。


宿泊料の支払にスイスフランの持ち合わせが無かったので、30分ほどもかかる駅前まで、今度は歩いて行ってみた。日本語観光案内所の前に両替機があったのでそこでフランに換えた。1枚づつ入れるよう書いてあったので1万円単位でしか交換できないものと勘違いし、1回はそうしたが、旦那が1枚づつというのは重ねて入れるなという
ことではないかというので、そうかと、次は1枚づつ4万円入れて両替ボタンを押したらOKだった。折角安い手数料だったのに2フラン損した。


駅前からシャレーまでのちょうど中間地点あたりに教会があり、ここまでが町の中心でショップなどもここら辺まで。この教会から先・シャレーまでがかなり急坂で毎日ハイキングを終えて、買い物袋をかかえての帰り道は、きつかった。できればもう少し近いところがベター。

    
  夕食の時間はもう9時、食欲は旺盛 
   
  夜9時でもこの明るさ、助かるー。 
   
  部屋は狭くて、炊事がしにくかった。 
     
  夕食の後片付けも終わり、風呂に入った。いつものようにゆっくり浴槽に浸かって、シャワーに切り替えたとたんにシャワーの根元から水が噴出した。シャワーが外れたのである。ねじでくっつくかと思ってはめようとするがねじが無い。落ちたかと思ってそこらじゅう探すが見つからない。別に乱暴に扱ったわけでもないのに。吹き出るお湯が下向きであれば何とかなるものの横向きに勢いよくだからどうしようもない、止めるしかない。旦那も何とかならないかいろいろするもどうにもならない。明後日からおばちゃんはいなくなるので明日のうちに何とかしてもらわねばならない。朝出かける前に忘れないように伝えなくては。

 



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